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クリニックの離職者に多い人間関係の悩みとは?5つの代表的なトラブルをご紹介

医院・クリニックの院長にとって、医療経営を潤滑に進めるためにはスタッフとの協力関係が欠かせません。しかし、検索サイトで「クリニック 人間関係」と検索すると、「最悪」「トラブル」「辞めたい」などネガティブな言葉が次々と出てきます。

実際に離職者の多くが賃金ではなく、人間関係が元で離職しているというデータもあります。働いている看護師や看護助手はどのような悩みを抱えているのでしょうか?今回は5つの項目をピックアップしました。

 

■スタッフの主な人間関係の悩みとは?

医院・クリニックは特殊な業態なので、働くスタッフの悩みも一般的な企業と違う部分が多々あります。なかでも大きく人間関係に関連する代表的な悩みをまとめてみました。

 

1:院長と意思疎通が出来ず、うまく休みを取れない

医院・クリニックで働くスタッフの業務量は膨大です。平日は休みにくく、一日の拘束時間も長くなります。また、メンバーが休んだり、辞めたりした際はますます休みを取るのが難しくなる傾向があります。

特に医院・クリニックのスタッフは女性が多いのが特徴です。出産、育児、介護などキャリアに関する不安要素は男性よりも強いと言われています。そのような女性のライフステージを考えず、院長が独断で労務管理を実施すると、スタッフの反発を引き起こしがちです。

 

2:院長や一部のスタッフの機嫌が悪い

「看護師長が威圧的で意見はすべてを聞かなければならない」「気分の乱高下が激しい人がいて業務に集中できない」「院長が怒りっぽく、ささいなことで叱られる」など医院・クリニックの人間関係の悩みで特に多いのが「感情」に関わる項目です。

厄介なことに、当の本人は機嫌が悪くなっていることに気づかないケースもあります。しかし、周りのスタッフは気を使う日々が続き、仕事に対する集中力が失われます。待機ルームが密な空間だと、休憩時間も心が休まらず、常にストレスを抱えることが多いようです。

 

3:患者さんとの関係に悩んでいる

大型の病院に比べて、地域に根ざした医院・クリニックは患者さんとの距離が近いのが特徴です。病状によっては毎日リハビリに通う方もいらっしゃいます。そのような患者さんとの距離が近いことは、やりがいに繋がるのは事実です。一方で距離が近い分、患者さんの内面を知る機会が多くなり、大変なことやつらいことにも直面する可能性があります。その際に医院が積極的にケアをしないと、スタッフの心理的な負担が高まってしまうのです。

 

4:スタッフ間のコミュニケーションがほとんどない

何気ない会話は、ときに相手のことを理解するきっかけとなり、他人への思いやりに繋がることが数多くあります。しかし、医院・クリニックはスタッフの人数がギリギリで、会話や質問もしにくい環境になる場合があります。雑談が多すぎるのは問題ですが、まったく無いのはさらに問題です。結果的にコミュニケーションに摩擦が生まれるケースは数多く見受けられます。

 

5:院長の独断で業務フローが頻繁に変わる

最新の治療法を取り入れたり、教育マニュアルを変えたりすると、周りのスタッフは迅速に対応する必要が出てきます。本当に必要なら積極的に新しい仕組みを導入すべきですが、院長の独断で業務フローが頻繁に変わる医院は要注意かもしれません。

なぜならスタッフは通常の業務に加えて、フローが変更した後の動きも考えつつ、さまざまな調整をする必要があるからです。必要性を感じない業務フローの変更は、スタッフにとって多大なストレスとなります。

 

■スタッフの悩みを放置していると?

このようなスタッフの悩みを放置していると、離職率の増加に繋がります。医院はどこも人材不足なので、条件が少しでも良さそうな場所があれば、割り切って他の職場で働くことを選択する方も多いようです。そうなると、採用時のコスト、育ててきた工数などが医院経営に負担となります。

また人間関係のトラブルで院内の雰囲気が悪くなれば、そのような状況はすぐに周囲に伝わります。結果的に採用をかけ続けても、なかなか良い人材を雇うことが出来ず、さらに業務が多忙になるなど負のスパイラルに陥ってしまうのです。

 

■人間関係の解決策は院長の意識改革から

院長は診療や経営に多忙な日々を過ごしています。そのためトラブルがあったとしても現場で解決してほしいと、スタッフ間の人間関係を放置しがちなことがあります。

しかし、これまで見てきたスタッフ間の人間関係の悩みは、院長の意識を改め、現場に介入することで解決できる面も数多くあるのです。

たとえば特定の人が苦手だからとあまり話さなかったり、逆に話しやすい人とばかり話したりすると「派閥」が生まれやすくなります。そのため、定期的な個別面談を設定し、各スタッフと満遍なくコミュニケーションを取ることが有効です。ほかにもスタッフの待機部屋のレイアウトを変えたり、医院で新しいことをする際は全員にヒアリングしたりするなど、スタッフの定着率を高めるための施策はさまざまです。

 

■まとめ

スタッフ間の人間関係に課題を感じたら早急に対策をしましょう。人間関係は一朝一夕には改善しません。コミュニケーションの仕方を変えたり、どのような点に悩みがあるのかをヒアリングしたりすするのは効果が出るまでに時間がかかります。また、院長に直接意見を言いにくい場合、スタッフの「本当の声」はなかなか拾えません。

だからこそ、クリニックの人間関係を解決するには第三者目線のサポートが有効です。当社では医院・クリニックの現状の課題を綿密に分析し、適切な改善策を打ち出せるのが強みです。人材採用、教育、制度設計まで医院の経営方針に合わせたサポートを行えますので、ぜひお困りの事があれば当社までご相談ください。

 

 

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